|
|
行者の心得10か条
行者の鑑たる故三井英光師のお言葉をご紹介します。
原文は40年位前のものなので、少々手入れしてあります。
仏教は実践です。
特に密教を信仰するということは、信者さんも御宝号を唱えたり、出来る範囲で何らかの実践をしますから、
一人ひとりが行者であるということになります。
1.我は金剛薩埵なりとの自覚を持つこと
平生に我は仏の子であり金剛薩埵であるとの自覚を持つことが何より大事。
金剛薩埵とは何でしょう。
「金剛」とは「遍照金剛」、つまり法身大日如来です。
大日如来は、宇宙法界をおのが身体としたまえる不生不滅・本有常住の仏。
よって、その霊光(功徳)は普く一切に行渡っているから「遍照」。
金剛石の堅固なる如く永遠の生命であるから「金剛」。
「薩埵」とは梵語で有情、つまり人のことです。
つかみどころのない大日如来の本質が五尺の肉体を持ってこの世に生じたのが、我れ即ち金剛薩埵。
このように、自分こそが大日如来の御子であって、その本質を内に有した存在であるとの自覚を平生に持つことが、真言行者の第一の心得。
このような自覚を持つにはどうしたらよいか?
それには、常に三密瑜伽の行法(密教の修行)を修して、仏と我とが融け合う「入我我入」の三昧をいつでも成じ得ねばならない。
これを怠っていては、真言行者の資格もないし信念も湧かない。
逆に言えば、自分が金剛薩埵であるという自覚があって初めて加持祈祷の効験が現れる。
のです。
|
|