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忙しいような暇なような

 投稿者:中井信介メール  投稿日:2008年 9月10日(水)18時57分19秒
  通報 編集済
  マレーシアに三週間、フィリピンに二週間ちょっと取材を続けているが、忙しい時は
死にそうなほど忙しいのに暇となると何もすることが無くて、こちらも退屈で死にそうだ。
昨日は映画を観たが今日は観たい映画も無くて、こうして慣れない掲示板への書き込み
をしている。暇なら暇でいろいろなことを考えてしまって、一人で自己嫌悪に陥ったり
して結構しんどい。他人から見れば毎日自分の好きなことだけして暮らしていて羨ましく
思われるかもしれないが、意外とそうでもない。自分がやっていることが収入になるのか
不安で仕方ないし、取材でスラム街を訪ね歩くのは楽しいが体力的にも精神的にも相当
疲れる。あまり詳しくは書けないが、セブ島のスラム街で聞いた人々の声は、まさに
生活苦の極限まで追い込まれた人々の呻き声だった。

一度想像してみて欲しい。先進国と言われる日本でさえ原油の高騰が原因で多くの
商品の値段が上昇し「生活が苦しい」と嘆く人が多いのに、元々極貧と言われる
フィリピンの貧困層の人々にとって現在の物価高は、最低限の幸せに暮らす権利さえ
剥奪されているようなものだ。更にそんなスラムの人々に開発の波が押し寄せ、
立ち退きを迫っている。

スラムの人々は、決して多くを望んではいない。できれば自分の土地を持って、
立ち退きの不安のない普通の安定した暮らしがしたいと望んでいるだけなのだ。
それなのにフィリピンでは一部の金持ちが土地の大部分を牛耳っていて、土地の無い
貧しい人々に安住の地など無い。藁にもすがる気持ちでスラムの活動家が言った
言葉が耳を離れない。「あなたたちは私たちの希望だ」。その切実な願いに
どう答えればいいのだろう?
 
 
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